RenoжReno(リノリノ)

リノベーション/新築/コンセプト賃貸アパート

ガレージのある家@井口鈴が台

ガレージのある家@井口鈴が台

くねくねと坂道を登ったところにある、レトロなマンション。
ここに住んでいるのは、バイクと音楽が趣味という・・・・・・「女子」なんです。

モデルさんみたいな長身の美女・Mさんは、かなり「男前」な性格。
18歳で一人暮らしを始めてから十数年。
OLとして働くかたわら、バイクで行った場所は、数知れず。(ときには海外へも。)
ライブハウスでギターを弾き、アングラなROCKを歌う。
友人たちからは「丸くなった。昔はもっとトゲトゲしてた。」と言われるそうですが、
競争心や向上心が人一倍強いところは、今も変わらず。

そんなMさんが以前住んでいたのは、賃貸マンションの一室でした。
たとえば、「ここに棚が欲しい」と思ったとき。
釘が刺せない。接着できない。
「“本気で”出来ないってことが、けっこうなストレスだった」のだそう。

なんとなく、賃貸の家賃を払い続けることがもったいないなぁと感じていたMさんは、新築のマンションを見に行ったりもしました。

でも、そこで感じたのは、「自分で工夫するスキがない」ということ。
かといって、手の届く範囲の中古物件は、どれも「中途半端にダサイ!」。

そんなときに、たまたま、RenoжRenoの撮影にモデルとして参加することになったMさん。
「中古でこんなことができるんだ!」と目からウロコだったそうです。
直後にこのマンションと出逢い、即、RenoжRenoに相談することに。

決め手は、なんといっても「専用ガレージがあること」。
以前のおうちでは、駐輪場に停めたバイクに傷がついていたり、カバーを盗まれたり、
散々な目に合ったのだそう。そんなストレスから解放されるには、ガレージが必須だったのです。

Mさんのおうちには、いつも乗っているものとは別に、もう一台バイクがあります。
リビングの特等席、ステンドグラスをはめこんだ壁の前に置かれているのは、
18歳のときに初めて乗ったバイク、“vespa”。

ずっと雨ざらしだったのでかなり傷んでしまったけれど、
そして今さら直して乗るわけでもないけれど、
ずっとずっと離れられない、大切な宝物。

「おうちの中でいちばんお気に入りの場所は?」と聞いてみたところ、
考える間もなく、「ガレージ!」と即答でした。

「バイクを自分のテリトリーの中に入れられるってことが、すごく嬉しい」と笑うMさん。
「あとは、“ここにコレがほしい”ってわがまま言って造ってもらった
ワインラックとか、タオルバーとか・・・物に定位置があるから、散らからない。」
きっちり屋さんでお料理上手なMさんも納得の、こだわりキッチン。

レトロなホウロウのキッチンをそのまま生かしつつ、使い勝手をアップさせています。
“女子会”で集まる友人たちからも好評なのだそう。
古いマンションならではの、コミュニティも魅力のひとつ。

なんと、一部屋につき一区画、もれなく小さな畑がついているのです!
住民はそれぞれに、思い思いの野菜や花を植えて、育てています。
そんな中で、顔を合わせれば自然に挨拶する。干渉はしないけれど、気に掛け合う。
そんな人と人とのつながりが、ここにはまだ残っています。

ここに永住するかどうかは、まだ分からない。
でも、「とりあえず」住むための家では、満足できない。
そんな複雑な女子の思いにぴったりとフィットするおうち。

ジャンクな足場板を使ったキッチンカウンターやローテーブルは、
「もしいつか引っ越すときには絶対に持っていく!」と決めているので、床や壁に固定していません。

「これから、パートナーが見つかるかもしれないし……ね。」
と言うMさんの笑顔は、少女のように愛らしいのでした。

物件詳細

物件名 【リノリノタガレージのある家@井口鈴が台
所在地広島西区井口鈴が台

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工事中

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