RenoжReno(リノリノ)

リノベーション/新築/コンセプト賃貸アパート

図書館みたいな部屋@東区

図書館みたいな部屋@東区

グラフィックデザイナーのご主人と元ライターの奥さまが、うさぎのモモと一緒に暮らすのは
見晴らし抜群の、山の上のマンション。
リビングには、ご主人がデザインされたポスターが貼られています。
”不思議の国のアリス”に出てくるような、蝶ネクタイのウサギが2匹が向き合っているデザイン。
ご夫婦とモモの名前、それから、このおうちに住み始めた年の年号が入っています。
「夫婦ともにウサギが好きで、でも一番に飛びつくのはダンナさんなんです(笑)」と笑う奥さま。
そういえば本棚には、”しろいうさぎ くろいうさぎ”の絵本も。

スタイリッシュなご主人からは想像できない、可愛らしいセレクトです。
ともに駆け出しのころ、出版社で出逢ったというお二人。
初めて一緒に暮らしたのは、2DK(6畳・6畳)の賃貸マンションでした。
「あまりにもせまくて、座卓で食事中に、相手をまたいで移動することもありました」
というそのお部屋は、「部屋に合わせて暮らしている感覚」だったそうです。

結婚後、築10年の中古マンションを購入。
でも、その程度の古さなら、リノベーションしなくても住めたのでは?

「いや~、やっぱり住めないですね、規格が古くて。たとえば間取りでいうと、和室があったり。キッチンには、ありえない照明がぶらさがっていましたし(笑)」(ご主人)

そんなとき、たまたまお友達から聞いて知ったという“リノベーション”という言葉。
ご夫婦はさっそく、RenoжRenoのオープンルームに出かけます。
そこで感じた心地よい空間は、お二人の夢を膨らませました。
ご主人が何より頭を悩ませていたのは、大量にある“本”でした。以前のおうちでは、本棚に雑誌や資料がうまく収まらず、押入れにまで侵出していたそうです。
そこで、”壁一面の本棚”をオーダーすることに。手持ちの本がすっきりとおさまるよう奥行きを計算し、中央にはパソコンデスクを配置。
この本棚は移動もできるので、将来、間取りを変更することになっても安心です。

「ご夫婦のもつ雰囲気を大切にすべく、質感にこだわって、あまり無骨すぎない、きれいめな板材をチョイスしました。」
と話すyukaさん。
オイルをまだらに塗ることで、ナチュラル感のあるRenoжRenoテイストに。
ご主人お気に入りのフィギュアも映える、とっておきのスペースに仕上がりました。

ところで、急な坂をわっせわっせと登ったところにある、このマンション。すぐ裏には、どんぐりが自生する山が広がります。
どんぐりが転がる音が聞こえるというほどの“心臓やぶりの坂”、気になりませんでしたか?
「この眺めの良さに一目ぼれでしたから、そんなに気になりませんでしたね。それよりも、自分たちの思ったようにできるところに住みたいという気持ちが強かったんです。」(ご主人)
「毎日の通勤に、主人は自転車で、私は徒歩で上り下りしていますよ。この坂さえ下りてしまえば、意外とアクセスがいいので便利なんです。」(奥さま)と、あくまで前向きなお二人です。

お休みの日には並んでソファに座り、テレビを見たりゲームをしたり、本を読んだり・・・
2人と1匹で思い思いに過ごしているそうです。
ベランダに出ると空が近くに感じられ、さんさんと降り注ぐ陽射しと吹き抜ける風が、ほんとうに爽快!宇品の花火大会も見えるのだとか。
「土日に出歩かなくなりましたね。以前は、家にいるのがストレスだったんですが、今は気がつくといつも家にいるんです。」(奥さま)

そんな奥さまのお気に入りは、「いつ立っても気持ちいい」という、キッチン。
「夜景を見ながら飲むビールがおいしいんです!」と笑います。
このお部屋に合わせて新調したという、モスグリーンのソファにあめ色の照明。
こんなふうに、お気に入りのアイテムを少しずつそろえていくのが楽しみなのだそう。

「すてきなお部屋をつくっていただいたので、選ぶ家具にも妥協したくなくて。以前はおうちの雰囲気が良くなかったから、買ってもな~という気持ちがあったけれど、今はそういう意味では前向きに選べるのでうれしいですね。」(奥さま)

ほかにリノベーションしたいところは?との問いに、
「まだまだやりたいことは、いろいろいっぱいあるんですよ。いつ完成するのか・・・って感じですね。」
と笑うご主人。

ご夫婦の家づくりはまだ、始まったばかりのようです。

物件詳細

物件名図書館みたいな部屋@東区
所在地広島市東区
価格工事費 400~600万円
面積74㎡ 2LDK
築年H8年3月

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