「白くて明るいウキウキの洗面所に」“私といっしょに育ってきたおうち” をリフォーム!
築36年になるこのマンションは、アッコリンが3歳のときに、ご両親が購入されました。
つまりこのおうちは、アッコリンが育ったおうち・・・
アッコリンといっしょに、育ってきたおうちなのです。
いちどは県外の大学へ進学したアッコリンですが、「育った町“江波”が好き」という思いが抜けず、結婚後、
「広島には縁もゆかりもない夫君を口説き落として(笑)」広島に戻ってきました。
実家近くの賃貸マンションで数年暮らしたのち、ご両親が新しくビルを建てたのをきっかけに、空き家となったこの部屋に住むことを決めたのだそう。
そのときすでに築30年。古くなった室内をなんとか快適にしようと、アッコリンは”トイレの壁の塗り替え”にチャレンジしました。
ところが・・・
「漆喰を塗ろうと思って壁紙を剥がし始めたんだけど、それが長男が生後半年くらいのときだったので、子育てに疲れ果てて途中で挫折してしまって。そのまま半年くらい放置していたので、家族みんな廃墟のようなトイレで用を足してたんですよ。」
おむつはずしトレーニングのため、子どもが自らトイレに行きたくなるような雰囲気づくりをしようと一念発起。RenoжRenoに相談して、せっかくなら・・・と、お風呂、洗面まわりもあわせてリノベーションすることになりました。
一番こだわったのは、床の素材。
はじめは無垢のフローリングを希望していたアッコリンですが、「子どもが小さいうちは汚すことを前提に、メンテナンスしやすい床がいちばん!」というyukaさんのアドバイスを受けて、”フロアタイル”という素材を使うことに。
これは店舗の床などに使われる素材で、土足でもOKの頑丈さと、水や汚れに強い特性から、水まわりにはぴったりなのだそう。一見、天然木と見まがうほどのリアルな質感です。
「子どもがおしっこを飛ばしても怒らなくてすむ。これにして大正解でした。」とアッコリン。
お風呂はもともと、床がグリーン、壁のタイルがピンクという奇抜な組み合わせで、小さな空間がより小さく見えていたそう。
「掃除は大嫌い!」というアッコリンのために、yukaさんが、大きめのレトロタイルに張り替えること、目地を黒にすることを提案しました。
これは、お風呂掃除を担当しているKENさん(ご主人)にも「汚れが目立たず掃除しやすい」と好評なのだそうです。
床とバスタブは取り替えず、特殊な塗料で白く塗ることに。これは、工期を短く、また経費をおさえることにもつながりました。全体を白で統一して、清潔感のあるホテルのバスルームのイメージに。
ときどき、キャンドルを灯してのんびりとお風呂に入るのが楽しみなんだとか!
洗面台は、はじめについていた「ダサダサの」プラスチックの化粧台を外して、RenoжRenoの定番ともいえる、”理科室で使われている実験用シンク”をセレクト。 布おむつ&布ナプキン派のアッコリンにとって、広くて平べったい形のシンクは、つけおきしたり、洗ったりという作業がとても楽で助かっているといいます。
レトロな輸入水栓は、アッコリンのお気に入り。
お湯の温度調節を手動でしなくてはいけなかったり、触ると熱くて子どもにはちょっぴり危険だったりと決して便利なものとはいえませんが、「そこはデザインを優先してセレクトしました!」とキッパリ。
こまごましたものの収納は、扉がミラーになっている棚を取り付けることで解決。
洗濯機置き場の上に作りつけてあった「ヘンな棚」も取り外し、天然木を使って簡単な棚を作り、お気に入りのレトロな布で手づくりしたカーテンをつけました。
オープンにしたので湿気がこもりにくく、使いやすさもアップしたとのこと。
じつは、この家に入居した6年前、アッコリン夫婦はとある内装業者にリフォームを頼みました。
ところがそのとき、なんの打ち合わせもないままに好みの質感でない電気スイッチをつけられてしまい、ガッカリしたのだそう。
「心がこもっていないと感じました。今回yukaちゃんにお願いして良かったことは、細かいパーツのひとつひとつまで話し合って決められたこと。」
その言葉どおり、洗面所にぶらさがっているアンティーク風のビーズランプや、アイアンのタオルハンガーなど、ひとつひとつのアイテムが、こだわって選ばれたものばかり。
アッコリンの”好き”とyukaさんの豊富な知識とアイデアが合わさって、シンプル&ナチュラルな中にレトロポップ感をプラスした、心はずむ可愛さの洗面まわりが実現しました。
ところでアッコリン家では、2人目の子ども“ののちゃん”が生まれたときに、KENさんが1ヶ月の育休をとりました。
産後のため休んでいるアッコリンにかわって、炊事・掃除・洗濯と一切の家事を、KENさんがしてくれたのだそう。
この使い勝手の良い洗面所のおかげで、KENさんの手間やストレスもかなり減ったといいます。家族が心地よく暮らすためのヒントは、こういったところに隠れているのかもしれませんね。
さて、このおうちに暮らし始めてから、長男が生まれ、長女が生まれ、いまやアッコリンは2児の母となりました。
ちいさな兄妹の姿は、自然と自分の小さな頃の姿に重なります。
お兄ちゃんと2人でベランダでシャボン玉をしたこと、お誕生日会をしたこと・・・このおうちでの思い出が次々と溢れてきます。
そして、自分が母になってみて改めて、”江波”という町への思いが強まったのだそう。
「便利がいいのにどこか懐かしくて、昔からのなじみの顔があって、みんなが声をかけてくれる。あったかいこの町が大好き。雑貨やさんや洋服やさんもあるし、おしゃれなバーも出来てきたし、新しく引っ越してきたのかな?というような、おしゃれピープルを見かけることも増えた。これからが楽しみ!」
そして、「安くてもせまくても自分の家があるというのはうれしいこと。
予算と相談しながら、レトロ感を生かしながら、少しずつリノベーションして住み続けたい」と言います。
私が育ってきたおうちで、子どもたちが育ち、いずれ大人になって、巣立っていく・・・家族といっしょに育っていくおうち。
それはきっと、おうちにとっても、しあわせなことに違いありませんね。
物件詳細
物件名 | 私と一緒に育ったおうち@江波西 |
所在地 | 広島市中区江波西 |
価格 | 100万円未満 |
築年 | S48年 |