大切なお客さまとの時を刻んだ
床のキズも深い味わいになっていく
温もりあふれる路地裏のヘアサロン

西区三篠町で美容室を営んでいた丸本さん。
当時はビルの2階にあり、ご年配のお客さまが懸命に階段を上がる姿に心を痛め、移転を決意。
「年が経つほどに味わいが出て、お客さまとともに年を重ねていけるお店にしたい」と、リノリノのイベントフライヤーを見て質感が気に入り、リノベーションを依頼しました。
大通りから路地を入ったところにあるビルの1階に構えた店舗は、温もりある無垢の木の床、アンティークミシンの脚を使った鏡台などが醸す優しい空気感に包まれた空間。
雰囲気の良さだけでなく、使う人の立場になって細部まで使い勝手の良さを考えて設計されていることに、丸本さんは感激したそうです。
「湿度の変化による床のきしみも、自然素材である木が生きている証拠。木の呼吸や温もりを実感しながら、大切なお客さまと心地いい空間を共有していきたい」と丸本さん。
湿気で木とコンクリートの間にできた段差をすぐに削ってもらうなど、迅速なアフターサービスにも安心感と心強さを感じています。