心地よい風の吹き抜けるマンション。
猫と一緒に暮らす、Tさんのおうちです。
新築も含め、いくつもの物件を見た中で、
「はじめてしっくりきた」のが今のマンションでした。
とはいえ、壁も天井もファンタジーな雲柄だったのにはさすがにびっくり。
「でも、リノベーションで変わるのが想像できたし、住み慣れた地域だったのと、
玄関が広いところが気に入って決めました。」
お仕事が忙しく、リノベーションのプランや工事はほとんどRenoЖRenoにお任せだったそう。
「RenoЖRenoさんは不動産の知識もおありなので、銀行の方にびっくりされるくらい、段取りよくサポートしていただきましたね。工事もスピーディで、そこは本当に助かりました。」
Tさんの大切な家族は、娘さんと、猫。
カフェ勤務の娘さんは、羊毛や布を使ったハンドメイド作品を、雑貨店に委託する作家でもあります。
とっても仲良しの母娘。
お二人の個室のドアは、おそろいのステンドグラスが。
「いつもドアは開きっぱなし」なのだそう。
双子みたいに仲良く並んだドアが、ほほえましいのです。
「住んでみて、あちこち使うたびに
“ああ、よく考えられているなぁ”って実感するんです。」
と、Tさん。
手持ちの家電がすっきりと収まる、キッチンカウンター。
ロングブーツも入る、大きな靴箱。
2人分の衣類がぎっしり入る、ウォークインクローゼット。
ところで、猫ちゃんが見えませんが・・・?
「とってもシャイで、お客さんが来ると絶対に出てこないの。」
と、目を細めるTさん。
おっとり屋さんの黒猫 ミー太くんは、
野良だった母猫が産んだのを引き取って育てた、
この家の長男くんなんです。
そんな大切な子どものような存在だから、リノベーションにも猫ちゃんのための工夫がいっぱい。
個室をつなぐ壁には、猫ちゃんが行き来できる小窓を。
床は、汚れとキズがつきにくいフロアタイル。
ベランダには、万が一飛び出しても落ちないように高い柵をつけています。
「猫がいるから、椅子がボロボロでしょう?」と困り顔で、でも、可愛くてしかたないという表情で、
Tさんは笑います。
「こまかいことをするのが好きなんですよ」と娘さんの作品の写真を見せてくださるときも、同じ表情をされていました。
そうおっしゃるTさんも、手仕事好きな方。
余り板で小さな本棚をつくったり、クッションカバーを縫ったり。
好きなもの。大切にしたいもの。
心地よくいられること。
それらをひとつひとつ丁寧につくっていくことが、おうちづくりの楽しさなのかもしれません。
2013.6 取材
カメラ/caca
インタビュー&文/さよっこ
物件詳細
物件名 | 猫のための小窓がある家@草津 |
所在地 | 広島市西区草津 |